【発芽米発酵液の効果】~弾力アップ・しわ改善~

2018年7月26日

化粧品の中には数多くの成分が含まれており、その中には水のようにローションや乳液ならほぼ100%入っている成分から、植物エキスのようにそのメーカーのその製品にしか入っていない成分まで幅広く存在しています。

そんな化粧品成分達の中から、今回は発芽米発酵液という成分を紹介させていただきます。この成分、保湿効果の高いヒアルロン酸ハリをもたらすコラーゲンといった重要物質の産生を促し、その結果として肌を柔らかく弾力を持たせる効果があるんです。




発芽米発酵液とはなに?

まずは簡単に発芽米発酵液のご説明をいたしましょう。

発芽米とは?

かみ砕いて説明をしていきます。ではまず発芽米ですが、玄米が1mmほどの小さな芽を出したものです。これは玄米を数日ぬるま湯につけておくことでできるみたいです。

ちなみに玄米は米からもみ殻を取り除いただけのもので、消化の悪さと引き換えに高い栄養価をもたらしてくれると最近流行りですね。

食べ物の観点から見ると、発芽米は玄米の栄養価と白米の食べやすさを兼ね備えたものと言えそうです。

発酵とは?

発酵は言わずと知れた、微生物の分解活動の一種です。

微生物は様々な種類がいて、多種多様な働きをしますが、アルコールを生成してビールになればそれは発酵で、刺激臭がすればそれは腐敗なわけで、人間に都合がいいかどうかで発酵か腐敗かが決まるんです。

発芽米発酵液における発酵は酵母の一種であるサッカロミセス・ベローナによる発酵を指します。通常酵母は発酵によりアルコールを作り出しますが、このサッカロミセス・ベローナはアルコールを作らない特別な酵母なんです。

発芽米発酵液の効果

ではでは、数多くある発芽米発酵液のすごさを一つずつ紹介していきましょう。

その1 ~アミノ酸の量がすごい~

発芽米発酵液には白米の発酵液と比較してもなんと、10倍のアミノ酸が含まれています。アミノ酸は保湿成分として重要ですので、白米発酵液よりは間違いなく発芽米発酵液を使うべきでしょう。まあ、アミノ酸が直接配合されている化粧品を使えば済む話でもありますが。

その2 ~即効保湿効果~

精製水、白米発酵液、発芽玄米発酵液を用いてローションを作り、使用後15分の角層水分量を測定した結果、約2倍の水分量であったそうです。つまり、水ベースのローション(だいたいがそうですが)を使うよりも早く保湿効果を得ることができるということですね。

その3 ~肌なじみ良し~

精製水、白米発酵液、発芽玄米発酵液を用いてローションを作り、肌に垂らした直後の液滴の形状を見るといった実験を行っています。液滴がつぶれるほど肌なじみがよく、液滴が大きく残っていると肌にはじかれているということになりますが、発芽米発酵液は肌なじみが一番良いということでした。おそらくこの肌なじみがその2の即効保湿効果に寄与しているのではないでしょうか。

その4 ~角層剥離促進~

こちらのデータはだいぶ遠回しな書かれ方でしたが、角層の剥離を起こすタンパクの遺伝子発現が2倍に上昇したとのことです。つまり角層をほぐしてターンオーバーを促進する効果が見込まれるのではないでしょうか。

その5 ~ヒアルロン酸・コラーゲン発現上昇~

表皮細胞と線維芽細胞(真皮の細胞)に対して発芽米発酵液を働きかけた時のヒアルロン酸とコラーゲンの遺伝子発現を見た実験を行っています。その結果、どちらも発現量が1.5倍以上に跳ね上がったというデータがでています。このことから、表皮の保湿成分であるヒアルロン酸の増加とハリをもたらすコラーゲンの増加に発芽米発酵液が寄与するだろうと考えられます。



ヒトでの効果テスト

ファンケルのホームページの情報ですが、発芽米発酵液を配合した化粧品を女性21名に4週間使ってもらったところ、なんと、弾力性増加、やわらかさ改善、目尻のしわ形成抑制といった効果が見られたそうです。

これらの効果はやはりヒアルロン酸やコラーゲン量の上昇によるものでしょうか。

まとめ

今回はファンケルのオリジナル化粧品成分である発芽米発酵液をご紹介いたしました。保湿効果に加えて、アンチエイジング効果も持っているというなかなか優れた成分だと思います。

ファンケルでは発芽米を2000年から研究しているらしく、今後もさらなる効果を見出してくることに期待できます。

最後になりますが、ビューティーブーケという製品のローションはなんと水の代わりに発芽米発酵液を使用しています。実際の配合量は分からないですが、ローションで全成分トップに出ているということで相当な量が含まれているかと思われます(おそらく60%以上?割とすごいと思います)。もしご興味がありましたら一度試してみてはいかがでしょう。